Aider と Cline の比較
どちらもコーディングエージェントに分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。
基本情報の比較
| 基本情報の比較 | Aider | Cline |
|---|---|---|
| ライセンス | Apache-2.0 | Apache-2.0 |
| 言語 | Python | TypeScript |
| 提供形態 | ローカル実行 | ローカル実行 |
| 成熟度 | 安定 | 安定 |
| スター | 48.2k | 66.2k |
| 直近7日間のスター増加数 | +2 ★ | +5 ★ |
| フォーク | 4.8k | 7.1k |
| オープンIssue | 1.8k | 998 |
| 最終コミット | 2026年5月22日 | 2026年8月15日 |
| 開発状況 | 活発 | 活発 |
それぞれの位置づけ
Aider
すべての変更がgitコミットとして記録されるため、AIによる編集が同僚の編集と同じようにレビュー可能・巻き戻し可能になります。リポジトリマップの仕組みにより、コンテキストウィンドウを大きく超える規模のコードベースでも作業できます。ターミナル専用という設計は、そこで作業する人には強みですが、エディタ内での利用を求める場合は選択肢になりません。
詳細を見る →Cline
VS Code上で動作し、ファイル書き込みやターミナルコマンドの実行前に都度承認を求めます。作業の流れを断ち切らずに人間を関与させられるのが利点です。MCP対応により、エディタ外のツールにも到達できます。この承認プロンプトこそが安全機構であり、すべて無効化すると本ツールを選ぶ主要な理由が失われます。
詳細を見る →できること
Aider
- gitコミット単位で巻き戻す — 変更のたびにコミットメッセージを自動生成してコミットするため、AIが書いた差分も
git diffで確認し、git revertで取り消せます。 - エディタのコメントで指示する — ソースコードに書いたコメントをwatchモードが検知して作業を始めるため、aiderのプロンプトに切り替えずに依頼できます。
- lintとテストの失敗を自己修正 — 変更のたびにlinterとテストスイートを実行し、報告された問題をaider自身が修正します。
- 画像やWebページを文脈に渡す — スクリーンショットや参照ドキュメントのページをチャットに追加できるため、視覚的な情報を前提にした修正を依頼できます。
- 任意のモデルを指定する — モデルは
aider --model sonnet --api-key anthropic=KEYのようにフラグで切り替えられ、API経由で使えないLLMにはブラウザのWebチャットとコピー&ペーストで往復するモードがあります。
Cline
- Planで方針を決めてActで実行 — Planモードでコードベースを調査して方針を提示し、Actモードで実行します。ファイル編集とコマンド実行は都度承認が必要で、変更はdiffとcheckpointとして残るため巻き戻せます。
- CI/CDでヘッドレス実行 — git diff origin/main | cline "Review these changes for issues" のように標準入力を渡せ、cline --jsonで機械可読なイベントを出力できます。
- .clinerulesに規約を書く — .clinerulesファイルに置いたコーディング規約や設計方針は、CLI・VS Code拡張・JetBrainsプラグインのいずれからも自動で読み込まれます。
- 多数のエージェントを無人で走らせる — cline schedule createに--cron "0 9 * * MON-FRI"を渡せば定期実行でき、Kanbanボードはタスクカードごとに独立したworktreeを割り当てて並列に実行します。
- MCPと自作ツールで外部へつなぐ — cline mcpでMCPサーバーを管理でき、@cline/sdkのcreateToolで独自ツールやライフサイクルフックを登録できます。