AutoGen と CrewAI の比較

どちらもマルチエージェント制御に分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。

基本情報の比較

基本情報の比較AutoGenCrewAI
ライセンスソース公開型MIT
言語Python, C#Python
提供形態セルフホスト / ローカル実行セルフホスト / マネージドクラウド
成熟度安定安定
スター60.4k57.1k
直近7日間のスター増加数+2 ★+19 ★
フォーク9.1k8.2k
オープンIssue991790
最終コミット2026年4月15日2026年8月15日
開発状況活発活発

それぞれの位置づけ

AutoGen

マルチエージェントシステムに対するMicrosoft Researchのアプローチで、専門化したエージェント間の構造化された対話から解が立ち上がります。探索的な課題や研究寄りの問題に強みがあります。採用前に確認すべき点が2つあります。メジャーバージョン間でAPIが大きく作り直されていること、そしてGitHubがリポジトリのライセンスをCC-BY-4.0と報告していることです。後者はコンテンツ向けのライセンスであり、OSI承認のソフトウェアライセンスではありません。商用利用の前にメンテナへ条件を確認してください。

詳細を見る →

CrewAI

タスクを、役割と目標を持つエージェントのチームとして表現し、互いに作業を引き渡させます。この比喩によりマルチエージェント設計が一目で読めるようになり、デモ映えする理由にもなっています。ただし、役割を演じる複数エージェントが、よく設計された単一エージェントを実際に上回るかは、導入前に計測する価値があります。答えが「否」であることは珍しくありません。

詳細を見る →

できること

AutoGen

  • エージェントをツールとして呼ぶAgentToolAssistantAgentをツール化でき、汎用アシスタントから数学や化学の専門エージェントへ処理を委譲できます。
  • MCPサーバーを接続するMcpWorkbenchStdioServerParams@playwright/mcpなどのサーバーを起動し、そのツール群をエージェントに渡せます。反復回数はmax_tool_iterationsで制限します。
  • ノーコードGUIで試作するautogenstudio ui --port 8080 --appdir ./my-appでAutoGen Studioが起動しますが、READMEは本番用途を想定していないと明記しています。
  • 低レイヤのランタイムを直接使うCore APIはイベント駆動のメッセージパッシングとローカル/分散ランタイムを提供し、Pythonに加えて.NETからも利用できます。
  • 移行計画を立てるAutoGenはメンテナンスモードに入っており、READMEは新規利用者にMicrosoft Agent Frameworkと移行ガイドを案内しています。受け付ける変更もバグ修正、セキュリティ修正、ドキュメント改善に限られます。

CrewAI

  • CLIで雛形を生成するcrewai create crew <project_name>を実行すると、src/<project>/直下にcrew.pymain.pyが、src/<project>/config/agents.yamltasks.yamlが置かれます。プロジェクト直下でcrewai runを実行すれば動きます。
  • 役割とタスクをYAMLで書くagents.yamlに各エージェントのrolegoalbackstoryを、tasks.yamlに各タスクのdescriptionexpected_output・担当agentoutput_fileを分けて記述します。
  • 階層型の委譲に切り替えるProcess.sequentialは定義順にタスクを実行し、hierarchicalを選ぶとmanagerが自動で割り当てられ、計画・委譲・結果の検証を担当します。
  • Flowsでイベント駆動にするFlow[StateModel]@start@listen@routeror_and_の条件を組み合わせると、Pydanticで型付けした状態と条件分岐の中からcrew.kickoff()を呼び出せます。
  • コーディングエージェントに作法を教えるClaude Codeでは/plugin marketplace add crewAIInc/skills/plugin install crewai-skills@crewai-pluginsで4種類のskillが入り、getting-starteddesign-agentdesign-taskのほか、ask-docsは公式ドキュメントのMCPサーバーへ直接問い合わせます。CursorやCodex、Windsurfではnpx skills add crewaiinc/skillsで同じものを導入できます。