cloudflare-os と E2B の比較
どちらも実行環境 / サンドボックスに分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。
基本情報の比較
| 基本情報の比較 | cloudflare-os | E2B |
|---|---|---|
| ライセンス | Apache-2.0 | Apache-2.0 |
| 言語 | TypeScript | TypeScript, Go |
| 提供形態 | セルフホスト / ローカル実行 | セルフホスト / マネージドクラウド |
| 成熟度 | 成長期 | 成長期 |
| スター | 8.3k | 13.4k |
| 直近7日間のスター増加数 | — | +2 ★ |
| フォーク | 913 | 993 |
| オープンIssue | 83 | 44 |
| 最終コミット | 2026年8月15日 | 2026年8月13日 |
| 開発状況 | 活発 | 活発 |
それぞれの位置づけ
cloudflare-os
Cloudflare OSは、エージェントとの対話と、そのエージェントが書き上げる小型アプリ(Gadget)を同じ画面に載せた業務環境です。Gadgetのサーバー側はインターネット接続を無効化したDynamic Worker、クライアント側はサンドボックス化したiframeで動き、両者の通信はpostMessage経由のCap'n Web RPCに限られます。外部サービスへは利用者が明示的に「紹介」したリソースだけにGatekeeper経由で到達し、副作用のある操作はいったん模擬結果を返してエージェントを止めずに進ませ、実行そのものは後からまとめて承認・却下できます。ただし設計はWorkers固有の機能に深く依存しており、ワークスペースはDurable Object、GadgetはDynamic WorkerのFacetとして動きます。自前サーバーのworkerdへ載せる手順はREADMEでもCOMING SOONのままで、実質的な選択肢はCloudflareアカウントへのデプロイになります。2026年8月時点のv2は開発元自身がearly accessと位置づけているうえ、Gatekeeper側にも接続先ごとの設定が必要なものが多く、サービスによってはOAuthクライアント資格情報の取得が必要です。
詳細を見る →E2B
1秒を大きく下回る時間で隔離されたマイクロVMを起動できるため、タスクごとのサンドボックス化が理論ではなく実務になります。エージェントに自作コードを実行させるなら、この種の仕組みは「あると良いもの」ではなく必須要件です。セルフホストも可能ですが、ホスティング版に比べて相応の作業量が必要になります。
詳細を見る →できること
cloudflare-os
- まずローカルで一式動かす —
pnpm run-localでバックエンド、フロントエンド、workerdがまとめて起動し、http://localhost:8787で確認できます。データは.wranglerディレクトリに残り、開発時はpnpm dev-serverとpnpm dev-clientを別々に起動してポート3000を開きます。 - 文書ではなくアプリを頼む — 「共同編集のホワイトボードアプリを作って」といった依頼からGadgetが生成されます。実装、テスト、エラー修正までを組み込みのコーディングエージェントが担当し、スライド作成は同梱のslides blueprintを起点にします。
- 作ったアプリにそのまま話しかける — Gadgetはクライアントとサーバー間の通信をCap'n Web RPCに限定する設計で、サーバー側に定義したメソッドがそのままエージェントの呼び出し口になります。ツール呼び出しがCode Mode方式のため、MCPサーバーを別途書く必要がありません。
- 承認を後回しにできる — 副作用を伴う操作をGatekeeperが受け取ると、模擬的な結果を返してエージェントを先へ進ませ、実行自体は保留してログに記録します。利用者は都合のよいときに、まとめて、あるいは一件ずつ承認・却下できます。
- 接続先ごとにGatekeeperを置く — GitHub、Google、Slack、Notion、Confluence、Home Assistantなどの連携は
packages/gatekeeper-*配下の独立したWorkerとして実装され、設定手順は各パッケージのREADMEにあります。エージェントは既定では何にもアクセスできず、リンクを貼るか「リソースを追加」から対象を「紹介」して初めて到達できます。
E2B
- 生成コードの隔離実行 — PythonまたはJavaScriptのe2b SDKでSandbox.create()を呼ぶとクラウド上にサンドボックスが起動し、sandbox.commands.run()でその中のシェルコマンドを実行してstdoutを受け取れます。
- コード評価と結果取得 — Code Interpreter SDK(e2b-code-interpreter、@e2b/code-interpreter)を追加するとrun_code()やrunCode()が利用でき、評価結果をexecution.textとして取り出せます。
- AWS/GCPでの自前運用 — e2b-dev/infraリポジトリのself-hostガイドに沿ってTerraformで基盤を構築できますが、対応クラウドはAWSとGoogle Cloudのみで、AzureやLinux単体マシンは未対応です。
- 既存サンプルからの着手 — e2b-cookbookリポジトリに各種LLMやエージェントフレームワークと組み合わせた実装例がまとまっているため、最初のサンドボックスをゼロから書く必要がありません。