deepseek-harness と OpenAI Agents SDK の比較
どちらもエージェントフレームワークに分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。
基本情報の比較
| 基本情報の比較 | deepseek-harness | OpenAI Agents SDK |
|---|---|---|
| ライセンス | MIT | MIT |
| 言語 | TypeScript | Python |
| 提供形態 | セルフホスト / ローカル実行 | セルフホスト / ローカル実行 |
| 成熟度 | 成長期 | 成長期 |
| スター | 116k | 28.7k |
| 直近7日間のスター増加数 | — | +8 ★ |
| フォーク | 11.4k | 4.5k |
| オープンIssue | 0 | 16 |
| 最終コミット | 2026年8月13日 | 2026年8月16日 |
| 開発状況 | 活発 | 活発 |
それぞれの位置づけ
deepseek-harness
`dsh`はDeepSeek AIが自ら開発するエージェントハーネスで、`npx @deepseek-ai/dsh web`を実行すれば既定で`http://127.0.0.1:3080`にWeb UIが立ち上がります。中身はCordisを土台にした「すべてがプラグイン」の構成なので、既製の挙動をそのまま使うより、自分で機能を足していく前提のチームに向いています。一方で本人たちがdeveloper previewと明言し、互換性を壊す変更があるとREADMEで大文字の警告を出しているため、いま書いたプラグインが次のバージョンでそのまま動く保証はありません。READMEが説明する起動方法も`web`コマンドとソースからの実行だけで、それ以外は開発ガイドとアーキテクチャ文書へのリンクが示されるにとどまる点は把握しておきたいところです。
詳細を見る →OpenAI Agents SDK
エージェント、ハンドオフ、ガードレール、トレーシングという少数のプリミティブのみで構成されています。この表面積の小ささが利点で、学習することも、抗うことも少なくて済みます。OpenAI自身のモデルを第一に想定した設計のため、複数プロバイダ間の可搬性が重要な場合はその点を考慮してください。
詳細を見る →できること
deepseek-harness
- コマンド一つでWeb UIが立ち上がる — Node.jsを入れたうえで
npx @deepseek-ai/dsh webを実行すると、既定でhttp://127.0.0.1:3080にWeb UIが起動します。 - プラグイン前提の設計を土台にする — Cordisを土台に「すべてがプラグイン」の構成を採っており、READMEのDevelopment節からは開発ガイド
docs/development.mdとアーキテクチャ文書docs/architecture.mdへのリンクが示されています。 - 作ったプラグインを見つけてもらう — 自作プラグインのリポジトリにGitHubトピック
dsh-pluginを付けるのがREADMEの示す導線で、フィードバックやバグ報告はGitHub DiscussionsとDiscordが窓口になります。 - 本体をソースから動かす — リポジトリをcloneし、
pnpm install、pnpm run build、pnpm dsh webの順に実行すれば、公開パッケージではなく手元のチェックアウトを起動できます。 - コーディングエージェントに作業させる — READMEは、エージェントがこのコードベースで作業する場合はリポジトリ直下の
AGENTS.mdに従うよう明記しています。
OpenAI Agents SDK
- 専門エージェントへの委譲 — handoffs と agents-as-tools により処理を別の
Agentへ引き渡し、Runner.run_syncが一連の実行をまとめてfinal_outputを返します。 - サンドボックス作業領域の付与 —
SandboxAgentにGitRepoなどを含むManifestを渡すと、UnixLocalSandboxClient(Windows ではDockerSandboxClient)上でコマンド実行やパッチ適用を行い、作業状態を保持できます。 - 音声エージェントの二系統 —
RealtimeAgentはgpt-realtime-2.1との WebSocket セッションを扱い、VoicePipelineは音声認識・エージェント処理・音声合成を連結します。音声機能はvoiceエクストラで追加します。 - OpenAI 以外のモデルも指定できる — README は SDK を provider-agnostic と位置づけ、OpenAI の Responses API と Chat Completions API に加えて 100 種類を超える LLM に対応するとしています。ただし README のサンプルはいずれも環境変数
OPENAI_API_KEYの設定を前提としています。 - 実行の追跡と履歴保持 — tracing が標準で組み込まれており実行内容を確認・デバッグでき、
SessionsがRunnerの呼び出しをまたいだ会話履歴を自動で保持します。