hermes-agent と openclaw の比較

どちらもツール連携に分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。

基本情報の比較

基本情報の比較hermes-agentopenclaw
ライセンスMITMIT
言語Python, TypeScriptTypeScript
提供形態セルフホスト / ローカル実行セルフホスト / ローカル実行
成熟度安定成長期
スター231k386k
直近7日間のスター増加数
フォーク45.9k81.2k
オープンIssue32.2k5.5k
最終コミット2026年8月16日2026年8月16日
開発状況活発活発

それぞれの位置づけ

hermes-agent

Nous Research自身が開発するエージェント本体で、TUIと単一のgatewayプロセスがTelegram、Discord、Slack、WhatsApp、Signal、Emailの会話を束ね、cronスケジューラ、隔離されたサブエージェント、local/Docker/SSH/Singularity/Modal/Daytona/Vercel Sandboxという7種類のターミナルバックエンドを備えます。核になるのは閉じた学習ループで、定期的な促しに応じて記憶を整理し、複雑なタスクの後に自らスキルを作り、FTS5とLLM要約で過去セッションを検索します。裏を返せば、有用さの源である状態が`~/.hermes`配下に溜まり続け、バージョン管理の外で育つため、定期的な棚卸しが前提になります。組み込み用のライブラリではなく運用するアシスタントであり、READMEが記載するのはhermesのサブコマンドとスラッシュコマンドで、埋め込み用のAPIではありません。自作コードから呼ぶエージェントループが欲しい用途には向きません。シェルを扱えるエージェントをチャット経由で露出させる以上、コマンド承認とDMペアリングの設定は任意の飾りではなくなります。

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openclaw

`openclaw onboard --install-daemon`で手元のマシンにGatewayを常駐させると、セッション、ツール、イベント、チャネル接続がそこへ集約され、Control UI、CLI、TUI、接続済みのメッセージングチャネルが同じアシスタントを共有します。モデルはホスト型でもローカルでも構成でき、機能追加は本体の改造ではなくplugin SDKで作るプラグインを前提としています。一方で想定利用者は単独のオペレーターで、メインセッションのツールはサンドボックスを明示的に設定しない限りホスト上でそのまま実行され、DM可能なチャネルでは受信メッセージを未信頼の入力として扱う前提になっています。他のユーザーを参加させたりGatewayを外部へ公開したりする構成は、README自体がsecurityとsandboxingのガイドを先に読むよう促している領域であり、チームでの共有運用を第一に考えるなら選択肢から外れます。

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できること

hermes-agent

  • サーバーに置いてスマホから話しかけるhermes gateway setuphermes gateway startでgatewayを起動すると、Telegram、Discord、Slack、WhatsApp、Signal、Emailを1つのプロセスが受け持ちます。ボイスメモは文字起こしされ、会話はプラットフォームをまたいで継続します。/model/compress/undoは両方の入口で使えますが、すべてが同一というわけではありません。使用状況の確認はCLIが/insights [--days N]、チャット側は/insights [days]、割り込みはTUIがCtrl+Cでチャットは/stopになります。
  • 使わない間は環境を眠らせるターミナルバックエンドはlocal、Docker、SSH、Singularity、Modal、Daytona、Vercel Sandboxの7種類です。DaytonaとModalはサーバーレス永続化に対応し、アイドル時に環境がハイバネートして必要になった時点で復帰するため、放置中のコストがほぼかかりません。
  • モデルもツール提供元もコードを触らず差し替えるhermes modelではプロバイダとモデル(OpenRouter、OpenAI、Nous Portal、自前エンドポイント)を選びます。hermes setup --portalはOAuthログインとTool Gatewayの有効化までを一度に行い、Web検索(Firecrawl)、画像生成(FAL)、TTS(OpenAI)、クラウドブラウザ(Browser Use)を1つのサブスクリプションに寄せます。gatewayはバックエンド単位なので、ツールごとに自前のキーを使う運用も残せます。配線状況はhermes portal infoで確認します。
  • OpenClawの資産を引き継ぐhermes claw migrateがSOUL.md、MEMORY.mdとUSER.mdの記憶、ユーザー作成スキル(~/.hermes/skills/openclaw-imports/へ)、コマンド許可リスト、メッセージング設定、許可済みAPIキーを取り込みます。--dry-runで対象を先に確認でき、--preset user-dataならシークレットを除いて移行します。初回のhermes setup~/.openclawを自動検出します。
  • 無人実行と並列処理を任せる組み込みのcronスケジューラは自然言語で書いたタスクを無人実行し、結果を連携済みのプラットフォームへ配信します。設定はdocs/user-guide/features/cronに記載があります。並列の作業は隔離されたサブエージェントへ切り出し、RPC経由でツールを呼ぶPythonスクリプトを書けば、多段のパイプラインをコンテキスト消費のない1ターンに畳めます。ただしREADMEのコマンド一覧にスケジュール用のサブコマンドはなく、入口は会話の中になります。

openclaw

  • 普段のチャットアプリからそのまま呼び出すWhatsApp、Telegram、Slack、Discord、Google Chat、Signal、iMessageなどのチャネルが同一のGatewayにつながります。受信メッセージは未信頼の入力として扱う方針で、DM可能なチャネルでは未知の送信者は既定でペアリング待ちとなり、openclaw pairing approve <channel> <code>で明示的に承認します。
  • 導入から起動までがコマンド3つcurl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash(WindowsのPowerShellではiwr -useb https://openclaw.ai/install.ps1 | iex)が必要に応じてNodeランタイムまで用意します。続くopenclaw onboard --install-daemonがモデル接続の確認とワークスペース作成を行い、openclaw dashboardでControl UIが開きます。npm install -g openclaw@latestを選ぶ場合はNode 22.22.3以降、24.15以降、25.9以降のいずれかが必要です。
  • ターミナルでもブラウザでも同じセッションを操作するControl UI、CLI、TUIはいずれもGatewayに接続するクライアントで、openclaw gateway statusでローカルのGatewayが起動しているかを確認できます。
  • 本体を書き換えずに機能を足す拡張点はtools、skills、pluginsの3種で、READMEは新しい機能を本体へマージするのではなくplugin SDKで実装しClawHubで配布する流れを案内しています。
  • コンパニオンアプリとノードで端末側の機能を足すコンパニオンアプリとデバイスノードがGatewayに接続し、音声、Canvas、カメラ、画面、端末ローカルの操作を追加します。ただし対応プラットフォームに限られ、設定手順は本体の導入手順とは別にdocs.openclaw.ai/platformsdocs.openclaw.ai/nodesにまとまっています。

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