Letta と Mem0 の比較
どちらもメモリ / コンテキストに分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。
基本情報の比較
| 基本情報の比較 | Letta | Mem0 |
|---|---|---|
| ライセンス | Apache-2.0 | Apache-2.0 |
| 言語 | Python | Python, TypeScript |
| 提供形態 | セルフホスト / マネージドクラウド | セルフホスト / マネージドクラウド |
| 成熟度 | 成長期 | 成長期 |
| スター | 24.3k | 63.3k |
| 直近7日間のスター増加数 | +4 ★ | +11 ★ |
| フォーク | 2.6k | 7.4k |
| オープンIssue | 43 | 670 |
| 最終コミット | 2026年8月14日 | 2026年8月15日 |
| 開発状況 | 活発 | 活発 |
それぞれの位置づけ
Letta
コンテキストウィンドウをRAM、それ以外をディスクとみなし、何を読み込み何を退避するかをエージェント自身に判断させます。この枠組みにより、無期限に動き続けるエージェントが扱える対象になります。既存スタックにメモリライブラリを後付けするより、思想への踏み込みが大きい選択です。
詳細を見る →Mem0
会話から永続的な事実を抽出し、次回以降の実行で関連するものだけを取り出します。肥大化する会話履歴をそのままコンテキストに流し込む方式を避けられるのが利点です。セッションをまたいでユーザーを記憶させたい用途に向きます。何を保存するかはモデルの判断に委ねられるため、自分のデータで抽出品質を検証してから本番投入することを勧めます。
詳細を見る →できること
Letta
- 手元でメモリ付きエージェントを起動 — npm install -g @letta-ai/letta-codeでCLIを導入し、lettaコマンドを実行すると自分のマシン上でメモリを持つエージェントが起動します(Node.js 22.19以上が必要)。エージェントはデスクトップアプリやSlackなどのチャネル経由でも実行できます。
- 自作アプリに状態付きエージェントを組み込む — TypeScript版のAgent SDKではnpm install @letta-ai/letta-agent-sdkを導入し、createAgentにモデル名とhuman、personaを渡してエージェントを作成し、resumeSessionとsession.stream()で応答を逐次受け取ります。モデルはanthropic/claude-opus-4-8のような文字列で指定し、特定のプロバイダには依存しません。
- 実行場所をbackendの指定で切り替え — 同じコードのままLettaのエージェントクラウドであるConstellation、自前のApp Server、そしてbackendにlocalを指定してLetta Codeをサブプロセス起動する完全ローカル実行を選べます。
- 既存のV1 SDKはそのまま使える — 旧世代のV1 SDKであるTypeScript向けの@letta-ai/letta-clientとPython向けのletta-clientは、現在もLetta APIを直接呼び出せます。READMEが新規プロジェクトに勧めているのはAgent SDKのほうです。
- 新規採用はletta-code側から — 本リポジトリはV1 APIを提供する旧サーバーであり、開発の主体はletta-ai/letta-codeへ移っています。APIサーバーを自前で運用する場合はApp Serverを使います。
Mem0
- ユーザーの情報を次の会話へ引き継ぐ — memory.add(messages, user_id=...)が会話から永続的な事実を抽出し、memory.searchにuser_idフィルタとtop_kを指定すると次の推論に必要な分だけを取り出せます。
- ハイブリッド検索を有効にする — pip install mem0ai[nlp]とspaCyのen_core_web_smを導入すると、密ベクトル検索にBM25のキーワード一致とエンティティ抽出が加わります。
- 保存された内容を検証する — npm install -g @mem0/cliで入るCLIのmem0 addとmem0 searchに--user-idを付けて実行し、抽出器が実際に何を残したかをアプリに組み込む前に確認できます。
- メモリサーバーを自前で運用 — serverディレクトリでmake bootstrapを実行すると、スタックの起動、管理者の作成、初回APIキーの発行までが一度に終わります。認証は既定で有効で、AUTH_DISABLED=trueを使うのはローカル開発のときだけです。
- 既存リポジトリへ組み込む — npx skills addで追加する/mem0-integrateと/mem0-test-integrationが、Claude CodeやCursorなどskills標準に対応したツール上でテスト先行の統合作業を実行します。