Cline と OpenHands の比較
どちらもコーディングエージェントに分類しています。数値はGitHub APIから取得したもので、評価は本サイトによるものです。
基本情報の比較
| 基本情報の比較 | Cline | OpenHands |
|---|---|---|
| ライセンス | Apache-2.0 | MIT |
| 言語 | TypeScript | Python, TypeScript |
| 提供形態 | ローカル実行 | セルフホスト / ローカル実行 / マネージドクラウド |
| 成熟度 | 安定 | 安定 |
| スター | 66.2k | 84.1k |
| 直近7日間のスター増加数 | +5 ★ | +23 ★ |
| フォーク | 7.1k | 10.9k |
| オープンIssue | 998 | 481 |
| 最終コミット | 2026年8月15日 | 2026年8月15日 |
| 開発状況 | 活発 | 活発 |
それぞれの位置づけ
Cline
VS Code上で動作し、ファイル書き込みやターミナルコマンドの実行前に都度承認を求めます。作業の流れを断ち切らずに人間を関与させられるのが利点です。MCP対応により、エディタ外のツールにも到達できます。この承認プロンプトこそが安全機構であり、すべて無効化すると本ツールを選ぶ主要な理由が失われます。
詳細を見る →OpenHands
隔離されたコンテナ内でファイル編集・テスト実行・ドキュメント参照を行うため、実行が失敗してもホスト環境を壊しません。SWE-bench系のベンチマークでは上位の成績を出していますが、実際のリポジトリに向ける前にコスト試算を勧めます。長時間の自律実行はトークン消費が大きく、生成結果はマージ前に人間のレビューが前提になります。
詳細を見る →できること
Cline
- Planで方針を決めてActで実行 — Planモードでコードベースを調査して方針を提示し、Actモードで実行します。ファイル編集とコマンド実行は都度承認が必要で、変更はdiffとcheckpointとして残るため巻き戻せます。
- CI/CDでヘッドレス実行 — git diff origin/main | cline "Review these changes for issues" のように標準入力を渡せ、cline --jsonで機械可読なイベントを出力できます。
- .clinerulesに規約を書く — .clinerulesファイルに置いたコーディング規約や設計方針は、CLI・VS Code拡張・JetBrainsプラグインのいずれからも自動で読み込まれます。
- 多数のエージェントを無人で走らせる — cline schedule createに--cron "0 9 * * MON-FRI"を渡せば定期実行でき、Kanbanボードはタスクカードごとに独立したworktreeを割り当てて並列に実行します。
- MCPと自作ツールで外部へつなぐ — cline mcpでMCPサーバーを管理でき、@cline/sdkのcreateToolで独自ツールやライフサイクルフックを登録できます。
OpenHands
- ローカルに一式を立ち上げる —
npm install -g @openhands/agent-canvasで導入し、agent-canvasコマンドを実行すると既定でローカル一式が起動し、http://localhost:8000でUIを開けます。--frontend-onlyと--backend-onlyで構成要素を分けて起動することもできます。 - Dockerサンドボックスで動かす —
ghcr.io/openhands/agent-canvasを-v ${PROJECTS_PATH}:/projects付きで起動すると、エージェントはPROJECTS_PATH配下のプロジェクトを操作できます。npm版とソース版はagent-serverをホスト上で直接動かす構成で、READMEもファイルシステム全体にアクセスできると警告しています。 - バックエンドを使い分ける — Agent CanvasはREST APIであるOpenHands Agent Serverに接続し、1台につき1つのhost/portで動くサーバーを同じ画面から切り替えられます。チーム共有のサーバーでコードレビューや依存更新を回しつつ、手元のマシンで個人用エージェントを動かす構成が取れ、追加はUIから行えます。
- OpenHands以外のエージェントも動かす — Claude CodeやCodex、GeminiなどAgent-Client Protocol(ACP)対応のエージェントを同じ画面で扱え、背後のLLMも任意に選べます。
- 定例作業を自動化する — Automation Serverと組み合わせると、スケジュールやwebhookイベントを起点にエージェントを実行できます。GitHubのIssueをタスクへ分解する、生成したレポートをSlackへ投稿するといった処理を任せられ、Slack・GitHub・Linear・Notionと連携します。